3月21日〜3月31日分のログ

3月1日〜3月14日分のログ

2時に会場集合なのに、夜遅くまで映画(ビデオ)見てたおかげで大寝坊。
お昼の12時半に起きました。うわ、なんてこった。いくら春休みでも、ねぇ。
朝ごはん(もうお昼)も食べずに1時28分の電車に間に合うように家を出る。
わ。まだ顔が腫れぼったい。あの人がいないって思うだけでこれだ。
もしかしたら偶然会うかもしれないのに。いつ会うかわかんないのに。ね。

今日は学校の横のホール(公共の施設なんだけど)で、明日の春祭のリハがある。
春祭…定期演奏会みたいなもので、ブラスバンドとかダンスとかの発表会です。
放送部の私はステージマネージャー(ステマネ。響きがちょっとカッコイイ)として
裏方さんで頑張るんだ。私はまだ1年だから、お手伝いさん状態なんだけど、
来年、私も堀先輩(ステマネ2年の先輩)みたいに、しっかり流れを仕切れるように
頑張りました。といっても私はやっぱり言われたことしか出来ない。本番こそは。

リハが行われる中、堀先輩と生徒会長さんの会話をちょっと聞いちゃいました。
どうやら昨日行われたクラス変えについてみたい。そうだ、昨日はハッピーだった。
『………、ほとんど系列ごとやもんな、3年は。………』  えええ!!
思わずふたりを見てしまった。もうちょっと大きな声で話して下さい〜…。
あんまりよく聞き取れなかったけど、だぶん系列ごとって言ってた。わわ。
前にもウワサで聞いたことあったけど、3年生のクラス変えは系列ごとみたい。
本当かな?本当かな?本当だったらいいのにな。あの人と私は同じ系列なのです。
これで、2年間保証だ。わ、そんな将来のこと。しょ、将来ってオイ。
こんな感じでした。それからまともにステマネのお仕事できなかったです。
柵にかかってたメット落としちゃうし。ひぇぇ、ごめんなさい。

リハは予定より2時間ほど押しちゃって、私は7時に帰らせてもらえました。
本当はまだ続いていました。中学のときよりかなり本格的で、ステマネの仕事は
全部の責任がかかってくるみたいなので、本気でがんばらなくちゃなぁって思った。
こんなあの人のこと考えているようじゃ、失格になっちゃうよ。

帰り道にあゆみちゃんと近くのスーパーに寄ってプリクラ撮った。
あの人にもらったワンちゃんも一緒。ラクガキのときに『大切v』って書いた。ひゃ!
そうだ。18日の日記に書くの忘れていたけど、あの人が私の机に来たとき。
あのとき、机の横にカバン置いてて、もちろんワンちゃんも半分出てて。
だから、もしかしたらあの人の目にワンちゃん入ったかなって。…思ってみただけ。
ふー。早く新学期が来て欲しいな。
ワンちゃんのペンケース新学期から変えようと思ってたけど、絶対変えたくないよ。
もちろんあの人からもらったワンちゃんはカバンに付けるんだ。イヒヒ。

明日は春祭本番。あの人見に来るのかなぁ。来て欲しいな。
私も一緒に観客席から見たいけど、でもステマネしっかり頑張るよ。絶対。
ロビーとかで、会わないかな。来ないかな、来ないかな。
…やっぱり春休みなんて長い休み、絶対絶対いらないと思うよ。

3月20日(水)

 

4組好きなんだもん。クラス変えなんてしたくないよ。
4月から1度も席替えしなかったHRの席。席替えないのなんて嫌でしかたなかったけど
ずっとずっとこの席でいたから、今では愛着もあり、こうじゃないと嫌だ。
後ろを向くと、アネゴの眠そうな顔。さとぴぃと話そうと思って右を見ると、隣の席の
ロディがジョンと話してる。入学式の日も、こんな感じだった。
ウメさんの笑い声がいつもアネゴの後ろから聞こえてきて、その後ろのボブは朝のSHR
に、必ず遅れてくる。それで鳩もっちがニヤニヤして怒るんだ。そしてみんな笑顔。
斜め後ろのジャスミンや菊さんと話しながら、よく廊下を見た。あの人が通る廊下。
髪型を変えると、いつもちょぴんが後ろのほうから『ごっち、それ似合う!!』って言って
くれる。席は遠いけど、ドアのところのたにーの席は気付けばよく見てた。
目が合うと『わ、目が合うと照れちゃうんよね』と言うたにーはめちゃカワイイ。
ゆきちゃんやゆうこちゃんはお菓子が大好き。誰かがアメを持ってるとやって来る。
ゆうこちゃんの天然とゆきちゃんのしっかりしたところがピッタリで、仲良しさんだ。
ゆかりっちはいつも元気で、席は離れてるのに大きな声はいつも聞こえた。
杉ちゃんやポロリさんはのんびり度が私とピッタリ。席は少し遠いから、私から
よくふたりの席に遊びに行った。秋頃に杉ちゃんの席で『イオ』を探した。市報みたいな
やつの。なかなか見つからなくってみんなで大笑いしたっけ。

こんなに大好きな大好きなみんなのいる4組とお別れしちゃう。はやいよ。
クラス発表も、みんなの大好きなこの教室で大好きな鳩もっちの口から発表された。
私は4組。2-4だ。アネゴ、ウメさん、ちょぴん、ゆかりっち、たにー、ゆきちゃんが同じ。
なりたいねって直前まで言ってたアネゴとウメさんとなれて嬉しくて叫んでしまった。
出席番号が123番で、並んでた3人だったんだ。やったね、やったね。
靴箱の移動をするから1度みんな下に下りる。その時にあの人のクラスの前を通った。
あの人と同じクラスでありますように。同じクラスでありますように。
アネゴとウメさんと下りながらいろんなことを話した。4組でよかったねって。
もちろんこの“4組”は1-4のこと。うんうん、最高のクラスだったよ。大好き。
みんなバラバラの靴箱に移動して、そのあと外に出て並んだ。うちのクラスだけだよ。
持ってきたカメラを通りすがりの先生に渡して写真を撮ってもらった。集合写真。
ゆかりっちが『スリーピース!!』って言ったけど4組だからフォーピースで撮った。
フォーピース。フォーピース。早く現像したいなぁ。絶対アルバムに貼るよ。
もういちど教室に戻って、最後の最後のSHR。最後の先生からのお話。
鳩もっちはもう泣きそうになってた。先生は笑顔がカワイイのに。
卒業式でもないのに、まだみんな同じ学校にいるのに、寂しかった。
最後の挨拶、竹輪っちが『ありがとうございました!!』って言うときに、ゆかりっちと
マメちゃんが先生たちに花束を渡した。ロッカーの中に隠してたんだ。
鳩もっち、もう大泣きだった。私もめちゃ目の奥が熱くなった。先生大好き。

4組のメンバー、もう一緒になることはないけど、すごくすごく楽しかったよ。
川西先生と鳩もっちのコンビ、大好きです。ありがとうございました。
4組のみんな、ありがとう。大好き。これからもよろしくね。

最後に、ハッピーハッピーニュース。
あの人も2-4です。わわわ、同じクラスだ。本当、嬉しいよ。どうしよう、4月から。
初めて、同じクラス。好きな人が同じクラスにいるって、ちょっと不思議な感じだ。
でも、ライバルちゃんも同じクラスだから、頑張っていきたいです。おぅ。

【If...】 Song by-DA PUMP
 ↑4組みんなで、文化祭でダンスした思い出の曲。4組大好き。

3月19日(火)

 

再提出の簿記のプリントがまだ全部解けてなくて、朝はヒヤヒヤだった。
早く起きて頑張るつもりだったのにな。他の流通の人に教えてもらおう。
教室のドアをあけると、みんながこっちを向いておはよう、と言ってくれる。
やっぱり嬉しい。たったひとことなんだけど、暖かいことばだよね。
同じ流通系列の友達くんたちに『プリントしたん??』と聞くと『した??』と聞かれた。
私が首を横に振ると『えー、頼ろうと思ってたのに。』わ、みんな考えること同じだ。
友達くんの机を囲んで友達くんとTくんと3人で答え埋め合いっこした。
ひー、なかなか答えが合わない。どうしようどうしよう。すると、ザワザワ。え、何?
『お、ええとこに来てくれたわー』と、友達くん。どわわ! あ、あの人だー!!
あの人が自分のクラスに荷物(紫リュック)を置く前にうちのクラスに来た。
しかも友達くんのところにー!!友達くんナイス。でも、あまりにも急だったから
心の準備ができてないよ。ちょ、ちょっと待って。落ちつけない。
あの人は友達くんの横についた。ひー、私ってば同じ机の周りにいるんだ。
というかこの距離は近すぎるよ。わー、あの人の声がこんなに近いよ。
友達くんに話しかけるあの人の声は、いつも大きくて楽しくて。近い。ドキドキ。
私の横にいたTくんが私を見てニヤニヤする。コラ、の思いを込めてたたいてしまった。
教室の真中ではウメさんたちが私を見て『ゴホンゴホン』って言う。わわ、バレちゃうよ。
でも、バレちゃうドキドキより、嬉しいドキドキのが大きくて、幸せだった。
めちゃ嬉しいよ。めちゃ嬉しいよ。朝からこんなにハッピーなんて。ハッピーハッピー!
あの人は友達くんに教えてた。私も質問しようと思ったけど、緊張しまくっちゃって
頭の中はあの人でいっぱいだから、変なこと言わないように黙ってた。
今はこのままで全然イイ。あの人が近くにいるんだ。ホントに嬉しいよー!!

世界史が始まる前、担当の真下先生がビデオを見るためにテレビを運んできた。
みんな先生が好きで、先生は面白いから、ただテレビを運ぶ動作にみんな笑ったの。
私ももちろん笑ってて、そのまま廊下を見たの。笑ったままね。口開けたまま。
そしたらそしたら、あの人がちょうどそこにいて、バチっと目があったの。
わ。そのまま固まっちゃったよ、私。まさかいるとは思わなかったもん。
口あけて変な顔してるときに、目が合っちゃったよ。ひゃぁぁー。恥ずかしい!

帰りのSHRが始まる前になっても、私はまだ簿記のプリントが終わってなくて
友達くんが全部完成したって言うから、友達くんのプリントを借りて写してたの。(悪)
今度はちゃんと自分の席で。そしたら1組のUちゃん(同じ流通)も終わってなかった
みたいで、一緒に写してたのね。そしたら友達くんが
『やっぱ仕訳のところ自信ないから聞いてくるわー。』え、誰に聞くの?もしかして。
そんな期待を少ししながら、必死で写してたのね。たくさんあるの。これまた。
『あー、こっちこっち。』友達くんが帰ってきて、私の机のところに誰かを呼んだ。
後ろで誰かがうなずいた。わ、この雰囲気、絶対絶対…あの人だ!
『何、どれがわからんの??』 あの人だ。   ひゃぁー!!どうしよう。
私たちが友達くんのプリントを見てるから、それを邪魔しないように見るために
友達くんとあの人は私たちの前に来た。おまけにあの人は私の正面、だ。
ちょっと待って、すごくすごく近いよ。前後の席だって近いと思ってたけど、もっとだ。
私は椅子に座っててあの人たちは立ってるから、声が上から聞こえるよ。
あの人の声だ。あの人の声だ。わ、机に手置いた。ひゃー、ちょっと待って。もうダメ。
顔がどんどん熱くなるのが分かった。う、たぶん私、顔赤い。
このまま目の前にあるあの人の手見てたら気がおかしくなっちゃいそうになったから
後ろを向いた。そしたらウメさんや菊さんたちがこっちみてニヤニヤしてた。わわわ!
そんな間にもあの人は友達くんに問題教えてた。わ、ちょっとずるいよ。いいなぁ。
やっぱり友達くんとあの人は仲良しさんだ。うー、羨ましい。なんて思ってたら
『問題、持ってる?』と聞かれた。わわ、私??も、問題のプリントだね?
もう全然落ちつかなくて、問題のプリント探せなかった。ええ、どこだどこだ。
そしたらUちゃんが私の目の前にあった問題を『これやろ。』とあの人に渡した。
わーわー!!私ってば目の前のものも目に入ってなかったのね。すごい動揺だ。
あの人が教室に帰ってから、ふと周りを見るとみんな私をみてニヤニヤしてた。
『よかったねぇ!!!』わわ、でしょでしょ、本当によかったぁ。本当、幸せ。
『勉強、集中できましたか?笑』と、さとぴい。できなかったです。全然。

放課後、部活が始まるまで食堂でお昼した。(午前中授業)今日もカレーを食べた。
最後の最後のひとくちになって、わ、これで終わりだぁ、味わって食べなくちゃね、
なんて思ったら、あの人の雰囲気を察知。ドアの向こうにあの人がいた。
わ、やったぁ。あの人のことで頭いっぱいになって、最後のひとくちのカレーは
味なんて忘れてしまった。それどころじゃなくなっちゃってたよ。やったぁ。
あの人はカウンターのほうに行ったので、実況中継をあゆみちゃんにしてもらった。
『今、お茶のほう行ったよ。』『男子のグループと話してるよ。』わー、見たいよー。
『…あ。』 ええ。なになに?『今、全体を見渡すフリして、こっち見たよ!』
どえええええ。ほんと?ほんと?ひゃー!! な感じでした。あの人がいると忙しい。

明日は2年次のクラス発表があります。総合学科はふたつのクラスに別れるだけだから
あの人と一緒のクラスの確立は2分の1。ドキドキです。ドキドキ。

【波乗りジョニー】 Song by-桑田佳祐
 ↑春祭でブラスバンドが演奏するの。サザンメドレーで。今日久しぶりに聞いてちょっと懐かしいなって。

3月18日(月)

 

情処で恋の相談にのってくれていた人に、メールで恋の相談にのってもらっていた。
‐‐どうしよう、告白したいんだけど、でもやっぱり不安なの。
‐‐今学期あと二日しか学校行けないよ、どうしよう。
私からのメールは「どうしよう」ばかりになっていた。あーもう。ハッキリしなくちゃ。
こんな私をメールで説得さすには時間がかかると思ったのか、電話がかかってきた。
『まーまー、落ちつきなさい。』 …はい。
どんなところが好きなのか、いっぱいいっぱい話した。好きになったキッカケとか
あの人の良いところ、カッコイイところ、優しいところ、笑顔のこと。
バレンタインの日のことや、この前のホワイトデーのこと、昨日のこと。
話し出したら止まらなかった。あの人を好きな気持ちは、いつまでも話せる。
自分でもビックリした。私が今話したことを、あの人が聞いたらどう思うだろう。
…う。ひいちゃうかも。でもあの人ならきっと笑ってくれると思う。
『ごっちはほんまに一生懸命やん。頑張っとるやん。』
一方的に喋り続ける私を、うん、うん、とずっと聞いてくれた。嬉しかった。
電話し始めて1時間が経っても、まだまだ喋り足りなかった。
でも、話すうちにどんどん涙が出てきた。あれ、私泣いてる。うわわ。止まらないよ。
『こんなに好きになってしまった。』あの人のこと、こんなに好きになっちゃってるんだ。
好き、好きって思ってたけど、改めて実感したかもしれない。
こんなにこんなに、あの人のことを考えてる。涙が出るほどあの人でいっぱい。
あの人は、私が軽い気持ちでバレンタインにチョコをあげてないことは分かってくれて
いると思う。でも、こんなにも想っていることは知らないと思う。
いつか、やっぱり伝えたいなぁ。
気付いたら12時を過ぎてた。わわ、久しぶりの長電話。
私が告白するときも、こんなに長くなっちゃうのかな。笑

【MAMMA MIA】 Song by-ABBA
 ↑サビの前の不思議な声が好き。ぁぉぁぉって感じの。笑 リズム感も、みんな好き。

3月17日(日) 今日は大大親友えみちゃんの誕生日。16歳おめでとうー!!

 

昨日、肩より少し下まであった髪をあごの下くらいまで切ってみた。
気分転換するのにはやっぱりこれが最高だよね。あ、失恋というワケではないです。
たぶん。まだわかんないよ、頑張っちゃうんだから。
教室に入るとみんな気付いてくれる。わ、この瞬間が何とも言えない。嬉しい。
朝から生徒証明写真撮影。撮影前には3人掛りで生徒指導の先生がチェックする。
『うーん、三角だなぁ。』 髪引っかかってしまった。わわ。
どう考えても白髪染めしているあなたのほうが髪赤いよ、てな気分になったけれど
ごめんなさいと言い撮影に向かった。逆光なんだからいつもより茶色に見えるんだよ。
ぶーぶーぶー。黒いと思うんだけどなぁ。私の心の中は汚いね。わわ。
撮影を終えて教室に戻るとき、あの人の教室がからっぽなことに気付いた。あれれ?
今日はクラスごとに自由なLHR。あの人のクラスは外で焼肉だって!!わ、いいなぁ。
菊さんやウメさんやアネゴやジャスミンと運動場を渡り廊下から見てみると、あの人は
サッカーをしていた。わわわ、カッコイイカッコイイ。もっともっと見たいよ。
でも、あの人の近くに行こうとしていたライバルちゃんを見て、私はやっぱりあの人と
違うクラスで、こんな遠くから見ることしかできないんだって思ったら辛くなって
ジャスミンと先に教室に帰ることにした。焼肉の匂いが漂ってきた。うー、羨ましい。

LHR・SHRも終わって掃除へ向かう。あの人の教室の前を通って。あの人のクラスは、
まだSHRが終わっていないみたいだった。一番後ろにあの人がいる。
ウメさんとお話をしながら、やっぱりあの人を見てしまう。気付かれないように、ね。

め、目が合ってしまった。   たぶん、たぶん、こっち見た。
私がすごい視線を送ってしまったからなんだろうけど、でも嬉しかった。
今日初めてこんなに近くで見れた。髪、気付いてくれたかな。切ったんだよ。
いつもだったらすぐに下を向いてしまうけど、嬉しいから笑ってみた。笑ってみた。
あの人を見つづける勇気はなかったけど、目は逸らしたけど、笑ってみたよ。
あの人と目が合ったこと、すごく嬉しいんだよって気持ちを込めて、笑ってみたよ。
じゃぁ、新しい目標。次に目が合ったら逸らさない。…ぶぶ、やっぱり恥ずかしい。

放課後。教室でペンケースをカバンに入れようとした時、さっき廊下を通りすぎたオガが
後ろ歩きで戻ってきた。両手に2つも箱を抱えて。
『このクラスの流通のやつー、残ってるやつでええから流通準備室に来い。』
だー、昨日のテストの返却されるんだ。ひー。竹輪っちとボブと準備室に向かう。
ひとりずつ準備室に入って、答案をもらう。みんな悪かったーって泣きそうになってた。
点は先に返された友達たちのより良かったので(といっても5点くらいしか変わらない)
『わ、結構うち、いい感じ違う??』って言ったら、
『どこがやー、半分もナイでないか。あ、半分はあるんかー』とオガに怒鳴られた。
簿記が苦手になってきたよ、と言うとオガにお前復習してないだろ、と言われた。ぶ。
再提出用の問題をもらい、教室に帰った。今日はホームステイの周知会があるから
お昼は菊さんとアネゴと食堂でとることにした。食堂食堂!
ちょっと期待した食堂にはあの人はいなかった。イチゴオレが全然甘く感じなかった。
そんな味のしないイチゴオレを飲んでいたら、菊さんが私の肩をバンバンたたいた。
えええ、何何??菊さんは食堂から見える運動場のほうを見てた。
見るとそこにはオガがいた。げげげ。もう今日は見たくないよ。そう思った次の瞬間。
オガの横にいたのはあの人だ。部室にいるあの人を呼びに行ったんだね。
オガナイスッ!!だよ、ほんとに。あの人は食堂の中を覗く感じで校舎に入ってきた。
わ。私はやっぱり下を向いてしまったけど、食堂の中の私を一瞬でも見てないかな。
そんな調子のいいこと考えてたら、菊さんが『今、こっち見てたよねー!!』って。
“こっち”が“ごっち”だったらいいのに。ごっち、は私のあだ名。ぶは!
しばらくしてあの人は来た道を戻って行った。右手には簿記の答案を持ってた。
あの人はきっと合格だろうなぁ。私も月曜日の朝一番に提出できるように頑張ろう。
あの人に近づけるように、頑張ろう。

『俺、名前知っとるよ!“ごっち”やろ?』 あの人が初めて話してくれた言葉。
4月、あの人は私の大親友ふじこの彼だった。ふじこはあの人に私のことを話して
くれていたみたい。私が驚くとあの人は笑ってくれた。笑顔が似合う人だな、
そう思った。それからすれ違ったとき、1度だけ『ごっちさん』って言ってくれた。
あの人のことなんて全然気になってなかったあのころだから、私は笑顔でこんにちは
と返した。今だったらきっと、その場で倒れちゃうか、嬉しくて泣いちゃうね。
今、私はあの人に名字で呼ばれてる。呼ばれることは少ないけど、ごっち、じゃない。
遠くなった気がして辛いけど、でも、もう ふじこの友達、としてじゃなく 私、として
見てくれてるのかな、なんて都合のいいように思ってみた。

う。やっぱり都合よすぎだね。

【翼の計画】 Song by-Do As Infinity
 ↑タイトルからして、すごくカッコイイと思った。歌詞もメロディーも思った通り大好きな雰囲気。

3月16日(土)

 

今日は絶対絶対お礼を言おう。あの人はバレンタインの次の日の朝一番に
昨日はありがとうって言ってくれた。私も言わなくちゃ。
それをずっとずっと繰り返しながら今日の2時間目の簿記テストの勉強をした。
うーん。やっぱり覚えられない。
1時間目は数T。教室に入ると、もうあの人は座ってた。ひー、遠いよ。
ありがとうありがとう、言う気は満々だけど、みんなの前で、なんて恥ずかしい。
結局私は授業が始まる前から自分の席についた。でも、ほんのちょっといつもより勇気
を出してみて、あの人向きに座った。休み時間の間くらい、いいよね。
今も、いつもこうして遠くから見てるあの人が昨日は指が触れるほど近くにいたんだ。
私ってやっぱり幸せ者だ。あの人は人気者なのに、お返しなんてもらっちゃったよ。
カバンについてるワンちゃんも恥ずかしがって半分しか顔を見せてない。…なんて
あの人にワンちゃんつけてることが知られないように、でも少し知ってほしいから
半分だけ。半分だけ。
流通系列の子はみんな簿記の勉強してた。数Tなのに。もちろん私も電卓たたいた。
今回のテストで80点なかったら、春休みもなくなっちゃう。ひー、そんなの嫌だよ。
あの人と一緒ならいいんだけど、あの人は検定受かったくらいだからきっときっと合格。
でもあの人も『もう忘れたしー、ヤバイヤバイ!!』って言ってた。わー、頑張ってる!
にしてもすごく席遠いのに、よく私あの人の声聞けるなぁ。わー、集中してない。私。
数Tの次は簿記。緊張緊張!授業が始まる前、あの人と顔合わせるのが恥ずかしい
から、私はずっと勉強しているフリしてた。
『腹減ってきた。早弁しよっと♪』ってあの人が言ったときは笑いこらえられなかった。
『俺のお腹鳴ったらみんな笑ってなー、あ、その前に俺が笑い出すかも。』もう最高!
まだ10時過ぎなのにね。朝食べなかったのかな?
『飴ちゃん持ってないん?』って周りの男子に順番に聞きまくってた。
あー何で今日に限って飴ちゃん持ってないんだろう。絶対明日からは忘れないぞ。
しばらくして授業が始まって、テストもすぐに始まった。
問題用紙とかが配られるとき、やっぱりあの人はゆっくりプリントを回してくれる。
だから私もあの人の手が傷つかないようにゆっくりゆっくりプリントを取るクセがついた。
プリントを取り終わるまであの人の手はそのままだから何だかくすぐったかった。
言葉じゃ上手く表現できないけど、とにかくドキドキするんだってば。
テストは…わわわ。春休みなくなっちゃいそうです。ひー。やっぱり苦手だぁ。
チャイムが鳴ると同時にあの人は教室を出てった。わ、また言えなかった。
しょうがないか、次はあの人の大好きな体育だもんなぁ。体育体育。やったぁやったぁ。
今日は最後の授業だからフリーだった。私はさとぴぃたちとバドをした。久しぶりだった。
あの人はFくんとバスケしてた。他にもたくさんバスケしてる人はいるのに、ひとつの
ゴールがあの人とFくん専用になるくらい、すごかった。わー、どうしよう。カッコイイ。
暑くなったのか、あの人は上の体操服を脱いで私服になった。どわー!!カッコイイ!!
スポーツ万能ってあの人のためにあるような言葉かもしれない。ん、言い過ぎかな?
体育も終わって掃除やSHRが終ったらすぐに放課後。わわ、あの人に言えてない。
どうしよう。このまま帰るなんて今日のHPの日記になんて書けばイイのよ。なんて
ヘンな事ばっかり頭の中ぐるぐるしてた。お礼言わない女の子ってどうなのよ、とか。
ううん、とにかく伝えたいんだ。嬉しかったこと。ありがとうって。
そう強く強く思ったけどあの人はどこにもいなくて、泣きそうになりながら階段を下りた。
あゆみちゃんと、どうしようどうしようって何度も言った。それしか言えなかった。
1階についたとき私たち以外に階段を下りる足音がした。ふと横目で見て、あれ、と思い
もう1度振りかえってビックリした。ちょ、ちょっと待って。誰か仕組んでくれたの?
あの人だ。私が今一番会いたかったあの人だ。どこにもいなかったあの人だ。わー!!
ちょ、ど、どうしよう。いざとなったら言葉が浮かんでこない。でもとっさに立ち止まって
しまったから、もう後には戻れないよ。言わなくちゃ、ここで言わなくちゃ。

『あ、き、昨日はありがとう。あは!』わ、笑っちゃったよ、どうしよう。
『お。あ、ううん、大したものじゃなくてゴメンなぁ!』わわわ、あの人笑顔だ。わー!!
『ホントにありがとう、う、嬉しかったです。あ、か、カバンにつけてみた。あは!』
ドキドキしてドキドキして、手が震えて言葉噛みまくってるよ、私。わー!!
『わ、あはは、ホントや、カバンにつけてくれたんやー!!よかった、嬉しい。ありがとう!!』
…ドキドキドキドキドキ。―よかった、嬉しい。ありがとう!! 何度もリピートしてしまった。
言えた。言えたんだ、お礼。しかもカバンにつけてることまで言っちゃうなんて。
あの人が向こうに行っちゃうまで私はボーっとしてた。ドキドキが止まらなかった。
今日のノルマ達成できた。うん、頑張ったよ、私。

あゆみちゃんが、あの人大人だねーって言った。私もそう思った。
やっぱりジェントルマンだ。私が欲しい言葉を必ず言ってくれる。
すごくすごく優しい人。がんばり屋さんで面白くて、ジェントルマンで、私の好きな人。

そんな大好きなあの人からもらったワンちゃんが濡れないように、小雨の帰り道は
半分出てたワンちゃんの頭をカバンの中に入れてやった。

【手紙 過去〜】 Song by-ケツメイシ
 ↑〜未来 のほうより過去のが好きだったりします。サビの歌詞が好き。

3月15日(金)

 

3月21日〜3月31日分のログ

3月1日〜3月14日分のログ

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